「女性なのにヒゲが生える」「体毛が濃くなってきた」これらのお悩みを抱えている場合、もしかしたら男性ホルモンが過剰に分泌されている可能性があります。
なぜ女性なのに男性ホルモンが増えるのか。また、男性ホルモンが増えるとお肌にどのような影響があるのかを解説します。
目次
男性ホルモンというと、男性だけに分泌されるホルモンのようですが、実は女性も男性ホルモンを体内で産生しています。 筋肉や骨格の形成を促すためにも、極微量であれば、男性ホルモンは女性にとっても欠かせないものなのです。
しかし、男性ホルモンの分泌が過剰になってしまうと、毛が濃くなったり、皮脂の分泌量が増えたりするなど、お肌が男性化してしまうことがあります。
男性ホルモンの過剰分泌には、「ストレス」が大きく関わっています。
人は過度なストレスを感じると、「コルチゾール」というホルモンを過剰に分泌するようになります。
コルチゾールとは別名ストレスホルモンと呼ばれ、ストレスに対抗する働きをもっています。
しかし、このコルチゾールはストレスに抵抗する作用だけでなく、男性ホルモンの分泌を促す作用も持っています。
そのため、ストレスを感じれば感じるほどコルチゾールが分泌され、結果として男性ホルモンの分泌量も増えていくのです。
男性ホルモンが増えると、角質が厚くなるうえ、皮脂の分泌量が増えます。
すると、毛穴の中で角栓ができて毛穴詰まりを起こしたり、ニキビができやすくなります。
なお、大人ニキビが口周りやあごにできやすいのは、口周りやあごは男性ならヒゲが生える場所なので、男性ホルモンの影響を受けやすいからです。
ホルモンバランスの乱れは、外部の刺激からお肌を守ってくれる「バリア機能」を低下させます。その結果、お肌の乾燥が進んだり、紫外線のダメージを受けやすくなったりします。ホルモンバランスを整えるためにも、男性ホルモンを増やす原因となっているストレスを溜め込まないようにしましょう。
大事なことは、自分に合ったストレス解消法を見つけることです。
誰かとしゃべっていることがストレス解消になるタイプの人もいれば、ひとりで過ごすほうがリラックスできる人もいます。
まずは自分がどんな時にリラックスできるのかを知り、1日のなかでリラックスできるような時間を持つようにしましょう。
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不規則な生活習慣も、ホルモンバランスを乱す原因となります。
とくに寝不足が続くと、ストレスや疲れが蓄積され、その影響が肌にも及びます。
肌の再生・修復は寝ている間に促されるため、最低でも6〜7時間は睡眠時間が取れるような生活のリズムを整えていきましょう。
また、偏った食生活も肌に悪影響を及ぼす原因になります。
毛穴詰まりを防ぐためにも、糖質や脂質の摂り過ぎには注意し、野菜多めの食事を心がけましょう。
丁寧な洗顔によって余分な皮脂や毛穴の汚れを充分に落とし、ニキビを防ぎましょう。
一方で洗顔をしすぎてしまうと、お肌に必要な皮脂まで取り除いてしまう可能性があるため、洗顔は朝晩の2回程度にとどめることをおすすめします。
また、肌の乾燥も皮脂の分泌量を増やす原因になるため、洗顔後は化粧水や美容液で丁寧にスキンケアしましょう。
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